
監修 老木悠人 医師
ゴールドクリニック 院長
医学的根拠に基づいた性に関する情報、性医学の発信に力を入れています
更新日:2021年03月09日
レビトラを使う際にまず、問題になるのは**「安全に使えるか」です。
レビトラはバイアグラと比べると、透析中の方や不安定狭心症の方が使えないという点で、やや厳しいです。
どのような方がレビトラを安全に使えるか**、使えないかをみていきましょう。
まず一般的な処方薬が適切に使用できるかという点で3段階に分かれます。
禁忌
慎重投与・注意
問題なく使用可能
禁忌の方は使用すると危険性が高いため使用できません。つまり処方できません。
慎重投与・注意(以降、注意と記載)の方は使用可能だが注意が必要です。つまり処方可能です。
問題なく使用可能な方は、特別の注意は必要ありません。
「禁忌」「注意」「問題なし」の判断は製薬会社が薬を開発した際に、人体への投与を含めた研究によって決められます。
それでは実際にバイアグラの禁忌・注意についてみてみましょう
まずは少し読みにくいですが、正確に知るために製薬会社から公式に発表されている禁忌を見てみましょう。
(順番などはみやすいように変更しています)
これだと分かりにくいので、もう少し分かりやすく言い換えると
このように、禁忌に関してはレビトラはバイアグラよりも厳しいです。
バイアグラとの違いとして以下の方はバイアグラは使用可能ですがレビトラは使用できません。
注意は大きく2つに分けられます。
薬の量に注意が必要な方と副作用に注意が必要な方です。
またここでは注意が必要な持病について説明しています。
開始量:5mg 上限量:10mg
開始量:5mg 上限量:10mg
薬の量として、開始量と上限量の2つに注意が必要です。
開始量は飲み始めの量で、通常の方はレビトラの場合10mgです。
上記の方は副作用が起きる可能性が高いため慎重にはじめましょう、ということです。
上限量は一度に飲める最大量で、通常の方はレビトラの場合20mgです。
薬を体内でうまく処理できない方は薬の濃度が濃くなってしまうために上限量が少なめになっています。
バイアグラとの違いとして、腎機能障害のある方でも通常量で使用できます。
これらの方はレビトラの使用は通常通りできますが、それぞれ特徴的な副作用がでる可能性があるため、注意が必要です。
それぞれ理由として
となっています。
上記のいずれにも当てはまらない方はレビトラを問題なく使用できます。
簡単に言うと
心臓、肝臓、腎臓に特に問題がなく、網膜色素変性症でもない方はレビトラを問題なく使用できます。
レビトラの使用には禁忌と注意の2つの気をつけなければならない方がいます。
細かいところまでご説明しましたので、少し難しい部分もあったと思います。
ご自身では分かりにくい場合も受診時に医師がしっかりと確認し、禁忌の方には処方できないこと(その際には返金させていただきます)、注意が必要な場合にはそのことをお伝えしますので、お気軽に受診してください。
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監修 老木悠人 医師
ゴールドクリニック 院長
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