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バイアグラの気になること

更新日:2021年01月26日

カマグラ(KAMAGRA)とバイアグラの違い

はじめに

「自分はED(勃起不全)かもしれない」と考えた時にどのような行動をしますか?
AmazonやインターネットでバイアグラやED薬を手に入れようとしませんか?
ネットでED治療薬を入手する際に気をつけないといけないのは偽造薬を入手してしまう可能性です。

日本で正規に販売されているED治療薬は「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類の先発品とそのジェネリック医薬品(後発品)である「シルデナフィル」「バルデナフィル」「タダラフィル」のみです。

ネット等で流通しているED治療薬のなかで、今回紹介をする薬である「カマグラ(KAMAGRA)」は、偽造薬のリスクが高く推奨されません

今回の記事を通じて、カマグラに対する正しい知識を身につけましょう。

カマグラとマカは別のものです。マカはサプリメントの一種です。)


カマグラとは

カマグラ(KAMAGRA)は、インドのAjanta Pharma Ltd’sという会社が製造元のED治療薬です。

カマグラは商品名で、医学的な成分名はシルデナフィル(sildenafil)といいます。このシルデナフィルはバイアグラと同じ成分になります。

つまり、カマグラとバイアグラは同じものです。
医学的には同じですが、製造元が違うので商品名が違うというだけです。
たとえば同じりんごでも、青森県産のりんごに「津軽りんご」という名前がつき、中国産のりんごには別の名前がつくのと同じです。

カマグラは「インド製のバイアグラ」であると言えます。


カマグラと同一成分のもの

カマグラで大切なものは成分のシルデナフィルです。

そして、シルデナフィルがカマグラやバイアグラといった商品名であるように、その他にも同じ成分で違う商品名のものがあります。
以下がその例です。

  • シルデナフィル
  • カマグラ
  • カベルタ
  • ビゴレ
  • ベガマックス
  • シラグラ

ただし、商品名は製薬会社ごとにあるため、全てを網羅し切ることはできません。
大切なことは、この中で日本において正規で流通しているものはシルデナフィルのみ、ということです。
(バイアグラ自体ももちろん正規流通しています)
日本では「ジェネリックの商品名は成分名にする」という決まりがあるため、バイアグラ・ジェネリックはすべてシルデナフィルという名前になります。
そのため、複数の製薬会社がシルデナフィルという商品名で製造しています。

代表的なところとしては、富士化学製薬、あすか製薬等がシルデナフィルを発売しています。


カマグラの問題点

ここまで「日本での流通」ということを何度か繰り返してきました。
つまり、カマグラは日本では流通していません
しかし、実際にはインターネットでカマグラを入手しようとすれば、手に入れられそうです。

正確に言うと、カマグラは日本では「正規」流通していません

どういうことか詳しくみていきましょう。

まず、日本で流通する医薬品はすべて厚労省の認可を得る必要があります。
先ほどご説明したバイアグラやシルデナフィルは厚労省の認可を受けたものです。

一方、カマグラは厚労省の認可をうけていません。
そのため日本国内で売買することは違法になります。

それでも、日本でカマグラが入手できるのは「個人輸入」という手段です。
個人が私的利用に限定した目的の場合には医薬品を輸入することが認められています。
しかし、海外の製薬会社と直接やりとりをするのは困難なため「個人輸入代行業者」を使うのが一般的です。

そうすると、どうなるかというと

顔の見えない海外の製薬会社 ー> 顔の見えない個人輸入代行業者 ー> 購入者

と、顔の見えない複数の業者の手を渡ることになります。

そして、この時に問題になるのは手元にきたカマグラが本物かどうかです。
インターネットでカマグラを入手した場合に本物かどうかを確かめる術はありません。

ある調査では日本国内でネットで入手したED薬の35.6%が偽造薬だったというデータがあります。
また、海外に行った際に直接買えば問題ないと思われるかもしれませんが、身近なところではタイ国内で入手したED薬の実に48%が偽造薬でした。
また、これはアジアだけでなく、アメリカやイギリスでもED薬の非正規に流通している薬の偽造薬が多いことが問題になっています。

そもそも先ほどご説明したとおり、カマグラはバイアグラと同一成分であり、カマグラ自体は悪い薬ではありません。
しかし、カマグラは本物を入手することが困難なことが問題です。

また、偽造薬の大きな問題としてただ効果がないだけであればまだ幸いです。なかには、偽造薬の副作用から命を落としたという例もあります。

日本の厚労省や各医学会もこの状況を重く受け止めて、医師は患者に偽造薬に注意喚起するよう指導されています。


まとめ

①カマグラはバイアグラと同一成分であること

②カマグラは「インド製のバイアグラ」だが、日本では認可されていないこと

③日本で流通しているのは、バイアグラもしくはバイアグラ・ジェネリック(シルデナフィル)であること

④インターネットで個人輸入により入手できるED薬の約40%が偽造薬であること

さらに付け加えると、偽造薬のリスクが高い個人輸入よりも、正規品のジェネリックの方が安いこともあります。

正しい知識を身につけて上手に医療と付き合っていきましょう。

当院でもバイアグラ・ジェネリックをご用意していますので、ご興味のある方はこちらからどうぞ。


【参考文献】 https://www.livemint.com/Companies/GlpnIi7rhjCiFa9ayjITJI/US-FDA-issues-import-ban-on-Ajanta-Pharmas-Kamagra-tablets.html https://www.kamagraoriginal.to/en/product-detail/multipacks-2/10-x-packs-kamagra-gold-100mg-40-pills https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2016/2016_11_24_02.html